泣き虫な彼女【短編】
…スキ…
「海斗!!お疲れ!」
俺に真っ白なタオルを差し出す華利奈。
「お。サンキュ〜華利奈!」
俺は、直ぐさまそのタオルを受け取った。
そのタオルを首にかけて華利奈に顔を向けた。
「ねぇ華利奈ちゃん?チュウしていい?」
ニヤニヤしながら華利奈に尋ねた。
「変態!!バッカじゃない?絶対嫌ッ!!」
うっ…今日は、なんでそんなに厳しいんでしょうか?
華利奈……
「もうさっきしたじゃん!だから今日は終わり!」
…ん?なんか様子おかしくないか?
慌てながら俺を拒否る華利奈。
「華利奈?なんかあったか??」
首を傾げて俺は華利奈の顔を覗いた。
「えっ……な、なんでもない、よ!!」
急に焦りだす華利奈。
明らか怪しいじゃん。。
「華利奈ぁー嘘つくなよ!!」
「嘘なんてついてないわ!!」
いや…怪しいです…