偽物の気持ち





ある日、春の彼氏が宣戦布告してきた。

だけど、俺は知っている。

春は、成が好きだと。

だから、宣戦布告されても俺には何もできないと思った。




俺は、意気地なしだ。

想いを伝えなきゃ前には進めないだろう。

公園で春と話していて、笑わなくなった理由を知った。

あの頃の俺は何も知らなかった。





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