偽物の気持ち
真澄は、保健室の椅子に座って携帯を弄っていた。
その顔は冷たい顔だった。
何かいつもと違う雰囲気で戸惑ったが話しかけた。
「おい。嘘の噂流すのやめろよ。」
真澄は携帯をみたまま答えた。
「なーに?成、私とより戻しに来たんじゃないの?」
「お前とはただの遊びだし。今は本気で春が好きだし。春は俺が守るんだよ。」
真澄は気に食わないといった顔で睨んできた。
その目は悪魔のようだった。
「まぁ、どうでもいいけど、あの子が傷付いて折れるまで私はやめないから。」