偽物の気持ち





徹にだけは言えなかった。

言ったらきっと助けてくれるだろう。

だけど、助けてもらったらもっと悪くなりそうで怖かった。

私は昼休み、二人に話した。

日向は、那津から聞いたのか過去のことは知っていた。

とゆうより、あの時本当は助けなければいけなかったのに助けなかったこと後悔していると言って泣いていた。

やっぱり日向は、日向だった。

那津は、日向に怒っていたが、仕方ないよと私はなだめた。


そして、あの子のことを日向は、知っているらしく名前も知っていた。


木下 真澄 (きのしたますみ)だった。




< 73 / 146 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop