偽物の気持ち





三人は、笑わなくなった私でも一緒に居てくれた。

理由を聞いてこないでいてくれて本当にありがたかった。

私は卒業と同時にあの辛い過去を捨てた。

なのに、木下さんがまた現れて、恐怖で周りが真っ暗になった。

その瞬間、私は目を覚した。

汗がすごかった。

だけど、今日、私は話をするつもりだ。

謝ってもらう為じゃない。

ただ、もぅ、私は負けないと宣戦布告するためだ。

私は気合を入れた。




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