誓いのキスを何度でも
家族のキズナ。
12月にはいった。
駅の周りはライトアップされ、キラキラと輝いている。
今日は土曜日でサッカーの練習の後、
誠一の部屋に用意されたクリスマスツリーの飾り付けをするために誠一のマンションに3人で向かう。
スーパーでお鍋の材料を用意したから、
2人がお風呂に入っている間に出来上がるだろう。
車を降りて、誠一が誠太郎のシートベルトを外していると、
「誠一さん、お久しぶりです」と声がかけられる。
誠一よりも年上のスーツ姿の男性だ。
落ち着いた感じでがっしりした真面目そうな雰囲気なヒトだ。
「木下さん…どうしたんですか?」と誠一が驚いた顔をする。
「はじめまして。…柏木 果歩さんですね。
…桜庭 雄一(ゆういち)の秘書をしております、木下と申します」と私に頭をさげる。誠太郎は誠一の後ろに隠れるようにつかまっている。
桜庭 雄一は誠一の父親だ。
「何か用ですか?兄さん。」と誠一はため息をついて木下さんの顔をみる。
お兄さん?
私より年下の妹はいたと思ったけど…
苗字が違うって…
「少し話せませんか?」と木下さんが誠一の顔を真っ直ぐにみた。
駅の周りはライトアップされ、キラキラと輝いている。
今日は土曜日でサッカーの練習の後、
誠一の部屋に用意されたクリスマスツリーの飾り付けをするために誠一のマンションに3人で向かう。
スーパーでお鍋の材料を用意したから、
2人がお風呂に入っている間に出来上がるだろう。
車を降りて、誠一が誠太郎のシートベルトを外していると、
「誠一さん、お久しぶりです」と声がかけられる。
誠一よりも年上のスーツ姿の男性だ。
落ち着いた感じでがっしりした真面目そうな雰囲気なヒトだ。
「木下さん…どうしたんですか?」と誠一が驚いた顔をする。
「はじめまして。…柏木 果歩さんですね。
…桜庭 雄一(ゆういち)の秘書をしております、木下と申します」と私に頭をさげる。誠太郎は誠一の後ろに隠れるようにつかまっている。
桜庭 雄一は誠一の父親だ。
「何か用ですか?兄さん。」と誠一はため息をついて木下さんの顔をみる。
お兄さん?
私より年下の妹はいたと思ったけど…
苗字が違うって…
「少し話せませんか?」と木下さんが誠一の顔を真っ直ぐにみた。