誓いのキスを何度でも
誠太郎の観察日記。その4。
朝、サクちゃんの家の自分のベッドで起きて、リビングに行くと、
果歩とサクちゃんがハグしているところに出くわした。
「誠太郎、果歩が俺と結婚するって」
と嬉しそうに報告するサクちゃんは笑顔だ。
そんな事はわかってる事だって思っていたけど、果歩にはなかなか結婚に踏み切れない理由があったみたいだ。
「果歩、サクちゃんのお父さんとお母さんに反対されたままでもいいの?」
と僕が聞くと
「誠太郎が言ってくれただろ。
オトナなんだから、好きな人と結婚出来る。って…反対されてても、俺の果歩や誠太郎を好きな気持ちに変わりはないなあって思ったから…
結婚しようって果歩に言って、『はい』って言ってもらった。誠太郎、春休みにここに引っ越そう。」
とサクちゃんは楽しそうに僕の顔をみた。
「それでね。誠太郎には俺のお父さんに会ってもらおうかなって思った。
誠太郎にとっては、果歩の両親と同じようにおじいちゃんだからさ。
初めての孫だしね。」
とにっこりした。
なんだかサクちゃんはすっきりした顔で、
果歩が『サクちゃんの両親に許してもらいたい』っていうのはすっかり、忘れてしまったみたいだ。
まあ、いい。僕が会った時に頼むから…
と心に決めた。
果歩とサクちゃんがハグしているところに出くわした。
「誠太郎、果歩が俺と結婚するって」
と嬉しそうに報告するサクちゃんは笑顔だ。
そんな事はわかってる事だって思っていたけど、果歩にはなかなか結婚に踏み切れない理由があったみたいだ。
「果歩、サクちゃんのお父さんとお母さんに反対されたままでもいいの?」
と僕が聞くと
「誠太郎が言ってくれただろ。
オトナなんだから、好きな人と結婚出来る。って…反対されてても、俺の果歩や誠太郎を好きな気持ちに変わりはないなあって思ったから…
結婚しようって果歩に言って、『はい』って言ってもらった。誠太郎、春休みにここに引っ越そう。」
とサクちゃんは楽しそうに僕の顔をみた。
「それでね。誠太郎には俺のお父さんに会ってもらおうかなって思った。
誠太郎にとっては、果歩の両親と同じようにおじいちゃんだからさ。
初めての孫だしね。」
とにっこりした。
なんだかサクちゃんはすっきりした顔で、
果歩が『サクちゃんの両親に許してもらいたい』っていうのはすっかり、忘れてしまったみたいだ。
まあ、いい。僕が会った時に頼むから…
と心に決めた。