誓いのキスを何度でも
駅前の豪華なタワーマンション。
ナナコ先輩と桜子先生の住む部屋がある。
ここの土地は、元は東野家の持ち物だったようで、桜子先生は最上階のペントハウスに住んでいて、
ナナコ先輩はその下のメゾネットタイプの部屋に住んでいる。(このお部屋もものすごく高級。勤務医では手が出ないという噂だ。リュウ先生は代々続く医師の家系で、お母様が大きな製薬会社の創始者の直系なのでものすごく資産家なのだ。)
どちらのお部屋もすごーく広くて、リビングの横の天井までのガラス窓から、この町に流れる大きな川がよく見える。
誠太郎のお気に入りの部屋。
リビングの窓の横で大きな川を眺めながら本を読んだり、お絵かきをしたり、虎太郎君たちと遊んでいる。
ホテルのようなエントランスにコンシェルジュ兼、受付で名前を言って、受付横のゲートを開けてもらい、上階のセキュリティーの高いエレベーターの前に立つ。
「俺、桜子先輩の家で着替えてから尾崎先生の部屋に行くから…」ともっか桜子先生の家に居候中の誠一は言ってエレベーターに乗り込む。
「そう」とため息と一緒に誠一から少し離れてエレベーターの隅に立つ。
トンと音がして気がつくと、誠一が私の目の前に立って両手をエレベーターの壁について、私を腕で囲い込んでいた。
「果歩、キスしたい」と屈みこんで私の瞳を覗く。
「だっ、ダメです」 と言った私の唇をそのまま唇で塞ぐ。
「んんっ、…ダメだって…」
と言いながら、腕を、ぬけ出ようともがくけれど、深く唇を重ねられ、頭を抱えられ、余計に固く抱きしめられてしまった。
ナナコ先輩と桜子先生の住む部屋がある。
ここの土地は、元は東野家の持ち物だったようで、桜子先生は最上階のペントハウスに住んでいて、
ナナコ先輩はその下のメゾネットタイプの部屋に住んでいる。(このお部屋もものすごく高級。勤務医では手が出ないという噂だ。リュウ先生は代々続く医師の家系で、お母様が大きな製薬会社の創始者の直系なのでものすごく資産家なのだ。)
どちらのお部屋もすごーく広くて、リビングの横の天井までのガラス窓から、この町に流れる大きな川がよく見える。
誠太郎のお気に入りの部屋。
リビングの窓の横で大きな川を眺めながら本を読んだり、お絵かきをしたり、虎太郎君たちと遊んでいる。
ホテルのようなエントランスにコンシェルジュ兼、受付で名前を言って、受付横のゲートを開けてもらい、上階のセキュリティーの高いエレベーターの前に立つ。
「俺、桜子先輩の家で着替えてから尾崎先生の部屋に行くから…」ともっか桜子先生の家に居候中の誠一は言ってエレベーターに乗り込む。
「そう」とため息と一緒に誠一から少し離れてエレベーターの隅に立つ。
トンと音がして気がつくと、誠一が私の目の前に立って両手をエレベーターの壁について、私を腕で囲い込んでいた。
「果歩、キスしたい」と屈みこんで私の瞳を覗く。
「だっ、ダメです」 と言った私の唇をそのまま唇で塞ぐ。
「んんっ、…ダメだって…」
と言いながら、腕を、ぬけ出ようともがくけれど、深く唇を重ねられ、頭を抱えられ、余計に固く抱きしめられてしまった。