誓いのキスを何度でも
その後も誠一はまだ、満足していないようで、

誠一の身体の下でぐったりと目を閉じている私の全身に掌を滑らせ、くちづけをする。

熱い掌がゆっくりと私の膝を開かせ、
貪るようなくちづけが繰り返されて、
また、始まる気配がする。

私の唇から喘ぐ声が漏れ出す。


「果歩のこれからが全部欲しい」と誠一は囁く。

「…俺は果歩と誠太郎を愛している。
どう言葉にしたらいいのかわからないくらい愛しくて、苦しい。
いままでの7年間は戻らないけれど、
これからはずっとずっと一緒にいる。
2度と離れないと誓う。
だから…
もう一度俺を愛して欲しい
俺に果歩を全部くれ…」

とそう言って私を固く抱きしめる。


誠一は私の全部が欲しいと言う。


…快楽に震える身体も、溢れる涙も…

これからの私も…全部。

すべて誠一のモノになるのだろうか?


甘く激しい行為は朝方まで続き、
薄れる意識の中で

誠一の名前をなんども呼んで、肩や背中にしがみついた。


だって怖かった。

これからどうなるのか…

もし、また、誠一を失ったら

私はどうしたらいいのかわからない…
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