〈BL〉クリスマス短編*:..。o○2017○o。..:*
“好き”と伝えられるだけでいいと思っていたのに……
僕には好きな人がいる。
日本史担当の
其原霧月先生。
名前の通り“男の人”だけど
あの日、僕は恋に落ちた。
先生は覚えていないだろうけど
あの日、僕はイジメっ子から
逃げていて、偶々
近くを通りかかった先生が
教官室に匿ってくれたんだ。
振られるのはわかってるけど
終業式の日、
つまり、クリスマスイブに
言おうと思っている。
『俺に言いたいことって?』
終業式の後、僕は
先生を中庭に呼び出さした。
今は二人だけしかいない。
『先生のことが好きです』
『知ってたよ。お前が
俺のことを好きなことなんて』
嘘⁉
『付き合うか』
此処が学校だからか
僕の耳元でないしょ話のように
小さな声で囁いたから頷いた。
伝えられるだけでいいと
思っていたのに
クリスマスイブに
恋人になれて僕は幸せ者だ。
~end~
日本史担当の
其原霧月先生。
名前の通り“男の人”だけど
あの日、僕は恋に落ちた。
先生は覚えていないだろうけど
あの日、僕はイジメっ子から
逃げていて、偶々
近くを通りかかった先生が
教官室に匿ってくれたんだ。
振られるのはわかってるけど
終業式の日、
つまり、クリスマスイブに
言おうと思っている。
『俺に言いたいことって?』
終業式の後、僕は
先生を中庭に呼び出さした。
今は二人だけしかいない。
『先生のことが好きです』
『知ってたよ。お前が
俺のことを好きなことなんて』
嘘⁉
『付き合うか』
此処が学校だからか
僕の耳元でないしょ話のように
小さな声で囁いたから頷いた。
伝えられるだけでいいと
思っていたのに
クリスマスイブに
恋人になれて僕は幸せ者だ。
~end~