愛を知らない一輪の花 〜after story〜
泣きじゃくりながら、何度も謝る。
蓮が怒ってくれた。
産んでほしいと望んでくれた。
本当は、、、、産みたかった。
蓮との赤ちゃんを。
この手で抱き締めたかったんだ。私がしてもらえなかったことを、この子に。
「っ、、。産みたいんです。産ませて下さい。私をこの子の母親にさせて下さい。」
「、、、うん。2人でこの子の親になろう。」
「2人で抱きしめよう、、、。」
蓮は百合のお腹を包み込み、2人はいつまでも抱きしめ合った。