愛を知らない一輪の花 〜after story〜

夜の食事の準備を2人並んで用意する。



「、、、このスープ美味しいわ〜。百合ちゃんは料理も上手なのね。」

「とんでもありませんっ。庶民的なものしか作れませんが、蓮さんは残さず食べて下さいます。家族も増えますし、もっと勉強しなくては、、、。この煮物の作り方!是非教えて下さい、お母さん。凄く美味しいです。蓮さんに食べさせてあげたいんです。」



「勿論いいわ。、、、幸せ者ね、私は。夢だったの、、、。可愛いお嫁さんと仲良く料理するのが。孫も2人も増えるなんて、、。いつ死んでもいいわ、、、。」


「そんな事、言わないで下さいっ!!お母さんがいなくなるなんて、、絶対に駄目です!!!それに、、、それを言うなら私の方です。あまりにも幸せすぎて、たまに朝、、、目が覚めたら全部夢だったんじゃないかって思うんです。不安に押しつぶされそうになったら、抱き締められる温もりにホッとするんです。、、、これが愛しいって感情なんですね。」
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