愛を知らない一輪の花 〜after story〜


「今日は大事な会議があると、仰ってました。ですからお忙しいんだと思います。今日は2人で先に食べているように言われています。、、、お言葉に甘えて先にいただきましょう?」


「、、、あら、そう?じゃあ、お腹も空いたし先に食べちゃいましょっ!百合ちゃん座って?私、御飯よそってくるわっ。」


久美子は席を立ち、炊飯器からご飯をよそっていると、激しい音が聞こえ振り向く。












そこには椅子から落ち、お腹を抱えて倒れ込んでいる百合の姿があった。

辺りには赤い血が広がっている。




それを見て、久美子は背筋が凍りつく。
< 158 / 169 >

この作品をシェア

pagetop