愛を知らない一輪の花 〜after story〜
「おはようございます。美咲ちゃん。どうかされました?髪、、なんか変ですか?」
「いいえ!変とかじゃなくて、、、。兎に角!!!今日はおろしましょう!ね?!」
凄まじい勢いに、百合は素直に髪を降ろす。
その姿をみて、美咲はほっとする。
掃除している後ろ姿から見えた、首筋にいつくも見えたキスマーク。
髪を下ろした百合の可愛さには、またとてつもなく強烈だったが、キスマークが見えるよりマシだ。
社長も余程余裕がないのだろう。
そんな見える所にいくつも付けて、男性陣を牽制しているのか。
返ってセクシーで目のやり場に困る。
ため息をつき、百合と一緒に掃除を始めた。