愛を知らない一輪の花 〜after story〜

すると顔を上げ、
優しく見つめる蓮と目が合う。


そんな表情に安心する。

この手を離さない。譲れないものが出来た。
なにがなんでも認めてもらわなければと、強く思った。
















暫く、車を走らせていた蓮がスピードを緩め大きな屋敷の駐車場に停めた。


「、、、着いたよ。おいで。」

手を引かれ、蓮のあとに続く。
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