愛を知らない一輪の花 〜after story〜

大きな玄関の前に立つ。
すると蓮が百合の顔を覗き込み、眉を下げた。


「、、、引くかもしれないけど、、。許してやって欲しい。」

なにをいっているのか分からない百合を横に、チャイムを鳴らす。




すると走ってくる足音が聞こえた。
それを聞いて、蓮はため息を吐いた。


「いらっしゃい!!!待ってたよ!!さぁ!上がって!!!!!」


興奮気味な男性が勢い良く、飛び出してきた。
その後から、蓮によく似た綺麗な女性が顔を覗かせた。

「、、、落ち着いて下さい。びっくりしていますよ?」


そんな男性を、女性がやんわりと制する。
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