愛を知らない一輪の花 〜after story〜
「えぇっと、、。お兄さんとお姉さん、、ですか?初めまして。さ、斎藤百合と申します。あの、、これつまらないものですが、、。」
そう遠慮気味に、持っていた菓子折をおずおずと差し出し、深々と頭を下げる。
「かっ、、、!可愛い!!!!!」
男性は勢い良く、百合に抱き着く。
「えっ!えっ!?」
慌てる百合の背後から、蓮がやんわり2人を引き離す。
「父さん、、、彼女が困ってる。」
ふぅとまた、ため息をつき男性を睨む。