愛を知らない一輪の花 〜after story〜
「改めまして、蓮の母の久美子です。美味しそうお菓子をありがとう。百合ちゃん?」
「父の匠です。さっきは見苦しい姿をみせて申し訳ない。、、、嫌わないで欲しい。君が来るのを、ずっと待っていたよ。」
そんな蓮によく似た優しい2人の笑顔に涙が止まらない。
反対されると思っていた。
こんなに歓迎してもらえるなんて、予想していなくて、また挨拶をしたいのに、言葉が出てこない。
「つっ、、、!ふっ、、。あっ、あの、、。」
隣に居た蓮が思わず抱きしめる。
「百合、、泣かないで、、。」