愛を知らない一輪の花 〜after story〜


「あ、あの、、、私には、、親がいなくて、、、蓮さんに、、恥ずかしい思いを、、させてしまうかもしれま、、ん。そんな私でも、、いいんでしょうか、、?側にいても、、いいですか?」



途切れ途切れの震える声に
そっと久美子が手を握る。


「恥ずかしいものですか。蓮を選んでくれてありがとう。、、、こんな素敵な人を連れてきてくれた息子を誇りに思うわ。」

「可愛いくて綺麗な娘が出来て嬉しいよ。こんな息子だが、宜しく頼むよ。百合ちゃん。」


2人の言葉に上げていた顔を手で覆う。
すすり泣く百合を優しく見守った。
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