愛を知らない一輪の花 〜after story〜

百合はそんな蓮の視線に気づき


「あの、、お邪魔でなければ、、。」


「決まりねっ!はい、蓮はお風呂に行きなさい。百合ちゃんは私達とゆっくりお茶しましょ〜。」

百合の手を握る久美子の姿に呆れながらも、笑いながら、蓮は浴室に向かう。



蓮がいなくなったのを確認して、紅茶を注いでリビングへと運ぶ。

そして真剣な顔で2人で並び、百合の方見る。



その真剣な雰囲気に百合は姿勢を正した。


「百合ちゃん、、君にずっと御礼が言いたかったんだ。」

「、、、え、、?」


予想外の匠の言葉に戸惑う。
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