愛を知らない一輪の花 〜after story〜
結婚式の約束を取り付け、ようやく蓮のマンションに戻った。
泣きすぎて腫れぼったい目を見つめ、両手で優しく百合の顔を包む。
「昨日と今日と、、連れ回してごめん。早く言いふらしたかった。百合は俺のだって。」
「違いますっ。蓮さんが私のなんです!誰にも渡しません。私に、独り占めさせて下さい、、、。貴方が欲しいんです。」
そういうと自らキスをした。
そのままもつれるようにベットに倒れこむ。
お互いの存在を確かめるように、触れ合う。
触れ合った所が、熱くて百合の欲情に満ちた瞳に吸い込まれるように、求めた。