愛を知らない一輪の花 〜after story〜
「ふふっ。父も怒っていましたよ?こんな美人な女性を隠していたなんてって。、、、でもお陰で彼を紹介できたんです。ありがとうございました。」
少し不安だった百合は、そんな高野の笑顔にホッとした。
「実はここに着いたときに、会社から呼び出しを食らって、来たばかりですが、会社に戻らなくてはいけなくて、、、取り敢えず、今日は彼女だけでの打ち合わせでも大丈夫ですか?」
蓮は申し訳なさそうに、時計をチラリと見て立ち上がる。
「大変ですね。では、先に新婦様と出来る打ち合わせをしておきますね?」
「百合、、、ごめん。後、任せてもいいか?」
「勿論ですよ。お仕事、お疲れ様です。私の事は大丈夫なので、行ってください。今日の打ち合わせの内容は、帰ってからお話しますね。」