愛を知らない一輪の花 〜after story〜

「お疲れの所、、、すみません。」

眉を下げて、謝る。



そんな百合の頭を優しく撫でながら、付き添いの3人の方を向き、声をかける。


「透から聞いたよ。百合に付き添ってくれてありがとう。3人ともセンスがいいから、楽しみだよ。、、、それに迎えの連絡も助かったよ。すぐに公共機関を使おうとするから、困ってるんだ。3人は駅前に戻るんだってね?送るよ。今日はもう終わったんだ。ほら、、、乗って?」

そう言われ、頷く。

「では、お言葉に甘えて、、お願いします。」

3人と一緒に、百合も後ろに乗り込もうとして、相良に止められる。


「なんで後ろ?斉藤ちゃんは前でしょ!」

「そんなっ。相良さん、助手席にお乗り下さい。年功序列ですよ。」

そんな百合を無理やり助手席に押し込む。
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