愛を知らない一輪の花 〜after story〜
その後にあった披露宴は盛大なものだった。
会場はユリに覆われ、センスが光るテーブル花に白とピンクを基調に施された生花の装飾は、今まで携わってきた、どの披露宴よりも豪華絢爛で、スタッフ皆んなの愛を感じた。
お色直しでピンクのプリンセスラインのドレスを見に纏、透が作ったラウンドブーケに、髪には松田が作った生花の花飾りが光る。
深々と頭を下げ、会場に入ってきた2人に、誰もが魅了される。
割れんばかりの歓声と拍手で会場は包まれた。
そんな愛に溢れた、、、素敵な披露宴は、ゆっくりと幕を閉じた。