愛を知らない一輪の花 〜after story〜




服を着替え、出掛ける準備をする。



「百合?準備は出来た?」

「はい、出来ました。お待たせしてすみません。いつでも行けます。」






2人は披露宴が終わったその足で、最寄りの区役所へと向かう。


握りしめる手には、同じ指輪が光る。







本日、6月23日。

百合の30回目の誕生日に2人は挙式、披露宴を済ませ入籍し、晴れて、松下 百合となった。
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