先輩に恋していいですか?
「お前面白いやつだな笑」

そうやって隣の席の金沢くんは笑った

なにが面白いのだろう?と考えていると先生が入ってきた

「席につけ〜HRはじめるぞ」

「俺は中村だ。数学の担当をしている
みんな一年間よろしくな」

軽く挨拶が終わると始業式のため体育館に移動することになった。

「あ、体育館シューズ忘れた。ごめん、千穂先いってて?」

「わかった!体育館で待ってるね」

そう言って私は教室に戻った

早くしなきゃと早足でシューズを持ちみんなのところへ向かった

角を曲がろうとするとドン!!!

痛っ。急いでるのに……

「ごめん。大丈夫?」

顔を上げると少し困った顔をした男の人が立っていた

「大丈夫です。すいません。失礼します」

お辞儀をしてその場を立ち去ろうとすると

「だめ。」

そう言って私の腕をひっぱった。なんなの。
早く体育館に行かないと始業式始まっちゃうよ。

「足、怪我してる。保健室」

そう言ってその男の人に連れられ保健室に向かった。

保健室に着くと先生は見当たらなかったが何故かその人は手際よく処置をしてくれた

「ありがとうございます。」

「俺、3年の中峰心湊」

「私は2年の西城あかりです」

「うん。」

うん??なんか他に反応ないのか!って思いながらも

「いえいえ、大丈夫です。」

キーンコーンカーンコーン

「あ、始業式行かなきゃ」
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