僕はただのbarのオーナーです
ふと扉の方から聞こえてきた声。
そちらに皆が目を向ける。
そこには壁に持たれて先ほどの千里と同じように銃を手の中で遊ばせながらこっちを見てる兄貴。
その口調は…記憶の彼方の兄貴の口調で懐かしく感じた。
「終わったんですか?」
「まぁね。
六花っていっても、下から2つ分のグループしか来てないし。
まだ、本部にはウヨウヨいるだろうさ。」
「うぇー。
それ、仕事換算されます?」
「されるわけねぇだろ。」
淡々と進められる。
敬語じゃない兄貴って、変な感じだ。
前までは敬語の方が違和感あったのに。
「今回はただ働きですかー。
ところで、白羽さんは処理中ですか?」
「気が向けばボーナス出したげる。
そうそう。
あいつ一人だから大変そうだけど押し付けてきた。」
「後で怒鳴られるんじゃないですか?」
「あれがあいつの仕事だから平気でしょ。」