僕はただのbarのオーナーです
人間不信?
兄貴が?
なんで?
疑問しか思いつかなかった。
どんな時も前にいて、憧れだった兄貴。
今はその姿も見えなくなってる。
「それにしても汐。
どうしてこんなところで喧嘩を売られていたのですか?」
はっとして聞いてくる兄貴。
『なんかむしゃくしゃしたから、出てたら絡まれた。』
「ここは不良のたまり場です。
絡まれるのは当たり前でしょう。」
「そーそー。
特にこの辺りはまだ俺たちの制裁が加わってないとこだしね。」