僕はただのbarのオーナーです
「澪ー。なんか飲みもんねぇの?」
『…お金取りますがよろしいですか?』
「はぁ!?金とんの!?」
『当たり前です。
barですよ、ここは。』
「ちぇっ。
じゃあ、ホワイトレディで。」
『おや、めずらしい。
それを頼むなんて。』
どちらかというと女性に勧めることが多いカクテル。
仕事の延長線で他者に奢っているところは見たことがありますが、自分で飲むところはあまり見たことがありません。
「あんま強いのもアレだしな。」
『そうですね…と。
いらっしゃいませ。』
翼のカクテルを作り出した時に入ってきた汐たち。
翼が適当に座るように促し、店の鍵を締めにいく。
表の看板はclosedですが念のためです。