僕はただのbarのオーナーです
翼…過去story
「あなたを連れてこいって命令なの。
神月 澪くん?
そっちの子はお友達かしら?
目撃者がいると面倒だし、あなたも一緒に来てもらうわねー」
「やめてっ!
翼は関係ないっ…ゲホッ…ゴホッ」
「あら風邪ー?
大丈夫?すぐ眠くなるからねー?」
口に布を当てられたと思ったら、ふっと力が抜けた澪。
そのまま澪をソファに寝かしたと思ったら、俺の方に近寄ってきて、恐怖したのを今でも覚えてる。
「あなたも眠ってねー?」
『ぃや……みぉ…』
「大丈夫。
直ぐに会えるわよ。」
伸ばした手は届かずに落ちていく。
次に目を覚ましたら豪華な部屋の一室だった。
雑な対応はされなかったけど、隣から微かに澪の声が聞こえてて近くにいることに安心してた。
けど…………