僕はただのbarのオーナーです
「い……いやぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
『澪っ!?』
叫び声がした。
俺の部屋には見張りがいて、出ることができなかった。
しかも、見張りはあのおねぇだったし。
「お友達が気になる?
ふふっ。
あの子はきっと壊れて来るわよ。
こちら側の素質があるもの。
あなたも…ね?」
楽しそうなそいつ。
その時……
バンっ!!
「その子、返してもらえる?
俺らが先に目をつけてたんだけど?」
「あら、凜音さんじゃない。
この子、逸材だったの?」
ふわっと笑い合う2人。
知り合い?
逸材?
今では思わない疑問をたくさん思った。
「もう一人の子の方が狙い目なんだけど、あの子は要に取られちゃったよ。」
「あら、この子の方が始末屋向きなんじゃないかしら?」