僕はただのbarのオーナーです




そんな会話をしてる時に、大きな銃声がした。

今では聞きなれた音だけど、その時の俺では肩を揺らすのには十分だった。




「まあ、あの子は殺し屋向きだね。
けどいつか、崩壊する。」


「だから、お友達も巻き込むの?
本当に非情な人ねぇ。」


「この世界で生きれる人は少ないんだから仕方ない。」


「まあ、そうかもしれないわね。」




凜音さんはこの時からマイペースだったと思う。
しかも、俺らを攫った人と知り合いで楽しそうに談笑してるとか何度突っ込もうと思ったことか。




「さて、処理しにいこうかな。
お前も手伝えよ、秋雨-shuu-」


「人使い荒いわねぇ。」


「つか、そのおねぇキャラやめねぇ?
きもいぞ。普段そんなんじゃねぇくせに。」


「潜入しろって言うからキャラ作ってやったのに文句ばっかりだなぁ。」


『おねぇじゃねぇの!?』




マイページな空気に飲まれた瞬間だった。
けど、半ば無理矢理に連れていかれた隣の部屋に行った瞬間にむせ返る血のにおいと紅に目を見開いた。




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