僕はただのbarのオーナーです
「いわればそうだな。」
こいつは来栖 千里-kurusu senri-
barのオーナーに半ば喧嘩を仕掛けたやつ。
ちなみに、俺と同い年。
兄貴を慕ってるやつ。
「けど、確信はない。」
「本人に確認すれば?」
このふたりは、葛西 梓-kasai azusa-と彩沙-ayasa-。
双子で兄貴と同じクラス。
このふたりは銀楼に入る前、兄貴に助けられてるんだと。
いよいよ、兄貴が幹部メンバーじゃないのが不思議だ。
「よし!電話してみよう!」
思いたったらすぐ行動の姫。
兄貴の電話番号をコールした携帯をスピーカーにして皆に聞こえるようにする。
数回コール音が鳴ったあと……