僕はただのbarのオーナーです





拳銃をしまい、短剣を取り出し向かってくる者を切り倒し進んでいく。

迷わない。

迷えば殺られる。

短剣は苦手。
殺した感覚がこの手に残るから。
苦痛に歪む顔が近くで見えてしまうから。

短剣は嫌い。
返り血を浴びるから。
人を殺したことをこの手から自覚してしまうから。

ただ、表の人間を守るために振るうなら別。


そんなことは綺麗事だけど‥‥‥‥

例えそうだとしても、




『俺は守るためにこの剣を振るうっ!』




バンッ!!!!!!



大きな音を立てて扉を蹴破る。
六花はほとんど殺った。

あとは、幹部のみ。
一花。

五人で構成された六花トップチーム。
けど、そんなの関係ない。



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