僕はただのbarのオーナーです
面白そうに笑ってる澪。
全く同じ?
まじかよ…。
「まあ、お陰で負い目を感じてた気持ちは楽になったけどな。」
「秋雨さん、あまり調子に乗らないでくださいよ。」
怒ってないわけではない。と冗談混じりに言う澪に困ったように笑う荻原さん。
「よし。着いたぞ。
俺は車停めてくるから、先行ってろ。」
「わかりました。
先に行かせてもらいますね。
翼、行きますよ。」
『え…あ、あぁ。
ありがとうございます。』
降りると車は走り去り、目の前にある建物は‥‥
『警視庁!?』
凜音さんの呼び出しなのに警視庁!?
確かに荻原さんの職は聞いたから、アレだけど…
別になんで裏の俺たちが警視庁に?なんて思わないけど、
なんで凜音さんの呼び出しで警視庁なんだよ!
つか、警視庁に来るのにあの人ベンツとか使ってんのかよ!
何様だよ!どっかの富豪か!!
「翼。」
『えっ!?』
「百面相してないで行きますよ。」
「あ、うん。」