僕はただのbarのオーナーです
俺も凜音も秋雨も懐かしい思い出とともにインカムを手に取る。
仕方ねぇな。
俺らがあいつらを引き込んじまったんだ。
もう、上に上がれねぇとこまであいつらは堕ちちまったし俺らが押し上げることも出来なくなったが‥‥‥‥
「〝俺たちはあいつらに舞蝶を背負わせた罪を負わなければならない〟」
舞蝶は受け継がれるもの。
っていっても、俺らが初代であいつらが継いだだけ。
壊れたはずのインカムから聞こえてきた声とハモったそれは。
『「「初代 舞蝶 舐めんなよっ」」』
「「2代目 舞蝶 舐めんじゃねぇ!!!!!」」
舞蝶の覚悟だ。