僕はただのbarのオーナーです
「お前らが一掃してくれてたお陰でここまで来やすかったぜ?」
「天下のKINGがたかだか子ども二人にここまでやられるとはね。
もっと早くに仕掛けてればよかったよ。」
『どうして‥‥っ』
勝手なことしたのに。
なんで‥‥?
「澪たちが俺や要や秋雨を大切に思ってくれてるように、俺たちも澪たちが大切なんだ。」
「大切な奴らが‥‥
弟みたいな、子供みたいな。
そんな存在の奴らが危ないってなったのを助けに来ちゃ悪いか?」
「澪、翼。
助けるもの助けて、早く帰ろうか。」
「酒奢れよ?」
「「お前たちはまだ子供なんだ。
そんな頑張らなくていいし、下手な気なんて使わずに俺らを頼ってこい。
馬鹿餓鬼。」」
要さんと凜音さんがハモリ、思わずしゃがみこんでた僕らにそれぞれ手を出してくれる。
その手を取り立ち上がった僕ら。
『迷惑かけてすいません。』
「勝手なことして‥‥すいませんでした。
‥‥‥‥‥‥いってぇぇぇえ!!!!!!」
『凜音…さん?』