僕はただのbarのオーナーです
『汐っ!母さん!!』
どうすればいい。
そう考える前に身体が動いた。
パァンッ!!!!!
その音とほぼ同時に体に鈍痛がはしる。
『っ‥‥!』
その衝撃に反射的に力が抜け、倒れそうになったのを“目の前にいる”汐に支えられる。
「兄貴っ!」
『‥‥っ、怪我…ない?』
「俺らは平気…だけど。」
言葉に出来ない痛みだけど、僕以上に痛そうな顔をしてる弟に思わず笑みがこぼれる。
「おや、黒羽に当たりましたか。
こちらとしては好都合ですが。」
「澪っ!」
向かってくる敵を投げ倒し切り倒しながら僕を含めて汐と母さんを守るように戦ってる翼。