僕はただのbarのオーナーです
「汐、平気?」
「ぁ…あぁ。」
「よかった。母さんも大丈夫?」
「平気よ。」
2人のその言葉にふわっと安心したように笑うとフッと力が抜けて崩れ落ちる澪。
慌ててその体を支えると完全に意識も手放していて‥‥‥‥
『澪…?澪っ!!!!!!』
脇腹の傷を抑えて止血するが止まらない。
『澪!目を開けろっ!』
「兄貴!!」
静まった部屋に響くのは澪のからかう様な声でも、優しい笑い声でもなく‥‥‥‥‥‥