僕はただのbarのオーナーです
突如居なくなることなんて‥‥か。
失踪とかそういう意味じゃなくて‥‥っことだよな。
「何勝手に殺してくれてんの?
生きてるからねー?」
突如後ろからかけられた声。
半年。
聞きたくても聞けなかった声。
『兄貴‥‥。』
「え、泣きそうじゃん。」
クスクスと笑ってる兄貴。
「半年近く意識戻らなかったんだから死んでもおかしくなかっただろうが。」
「あははっ。
随分無理したからねー」
再開した時より砕けた‥‥というか気の抜けた口調になった兄貴はケラケラと笑う。
『「お帰り!」』
「ただいまっ」