僕はただのbarのオーナーです
「だから、お前を頼ってんだ!
頼るべきお前がそんな揺らいでちゃ困るんだよ…っ。
グダグダ言うなら、この世界から抜けちまえ。
てめぇの覚悟はそれだけのものだろう。
そんな半端な奴がそばにいたって、足手まといになるだけだ。」
分かってた。
俺が澪に頼ってるのと同じくらい、澪が俺に頼ってくれてたこと。
俺が甘えてるのと同じだけ、澪が甘えを見せてくれてること。
知らぬ振りをして、俺は澪に全てを背負わせていた。
澪は何も言わずに背負ってくれてた。
弱音ひとつはかず下にいる俺たちを支えてくれた。
なのになんで俺は、こんなグダグダしてるんだろう。
最低…だよな。
『…ごめんっ!』