曲げられない運命



私は大好きな三成様のお部屋まで来た。
どうしても入ることが出来ずにウロウロしてしまっていた私。
だって...呼ばれたものの緊張してるしぃ、


「あ、よく来たね、早く入りな。」


ふと後ろから声をかけられ私は驚いた。
声をかけてくれたのは三成様だった。

「はい、失礼いたします。」


初めて来た三成様の部屋は少し狭く感じた。
私の部屋よりはとても広いけど。
当たり前だけど、すっごく三成様の匂いがする。なんか落ち着く...

「座っていいよ。」
「はい。」

私は勧められたところに座った。
三成様はその隣に...



それにしても、ここの景色...とってもいい!!

「ここ景色いいでしょ、結構遠くの方まで見えるんだよね。
意外と気に入ってんだ、この部屋。」


ほんとにすごい庭を挟んで向こうの階段まで見え...
あっちの階段......
まさか、孫市さんに抱きしめられたところ見られてた??


「どうしたの?そんな思いつめたような顔して。あの階段で何かあったの?」

「あ、いや別に何も・・・!!」


そう。と言った三成様の目はすべてを見通しその顔は悲しそうに見えた。
私は、落ち着こうと思って勧められていたお茶を一口飲んだ。


「たまにはさ、こうやってのんびりするのもいいよね。隣に・・・・・・」


三成様の言葉を全部聞き取ることは出来なかった...







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