曲げられない運命

私はみるみる内気な性格になった。

部屋から出るのも億劫で…



お兄様やお市様…
大好きな三成様がいる豊臣家の城を思い浮かべながら外の世界を眺めるようになった。


『滅多に出てこられないところがまた魅力』
『あの、おしとやかなところが可愛らしい』


愛はそう言われるようになった。
それとともに、家臣達にも気に入ら良くしてもらっていた。

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