さすれば恋となる
緋衣呂君の見せる笑顔は私に対してだ。
それがわかるのが嬉しい。
ただ、拗ねる……
「 先生の勘違いだったの、ごめんね 」
…チッ。
ん? 今…… 気のせい?
「 先生最悪だな、で、寒いから温まって帰ろう 」
今の、チッ。て… まさかね。
緋衣呂君をまだまだ知らない私。
まさか、本当に舌打ちしていた緋衣呂君だなんて私は気のせいにしてしまった。
緋衣呂君がお気に入りだと言うカフェに私を連れて行きたいと言った。
「 緋衣呂君さ、私をいつから好きだったの?」
いきなり聞いてみた、ずっと気になってたから。
「 ん~ だいぶ前 」
「 え、だいぶ前?っていつ?」
「 それ秘密だから 」
は?
秘密って、なんで?