お姫様は俺のモノ②lovehistory
"好き"が止まらないーーー



優しく、フローリングに押し倒すと君を見下ろす。



「…………ッッ」


不安げな瞳が揺れてる。



「怖い?だよな、ごめんね」



そう、引き下がる自分の手を掴む姫がいた。



驚きを隠せない。


「優しくしてね……」




瞑った目が、微かに震えてる。


近づく俺に、震える姫の瞼にキスを落とす。



「姫、俺はね。姫が大切なんだ。


だから、待つと決めたんだ。


姫が怖くならないように、少しずつ少しずつ馴れて行こう」



そう、優しくふいに落とされたキスは、私の、首筋を這う。


ビク、と体が震え、だけど怖くない。


君が優しく触れるから、怖くない。


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