お姫様は俺のモノ②lovehistory
いつのまにかアイツらは居なかった。


変わりに目の前に居たのはーーーー



俺を睨む杉森 優だった。



「優、どうしたの?顔怖い」


不安げに見上げる姫。


そんな顔すんなよ。


「あんた、颯龍の幹部なんだろ? 
姫の体が目当てなんだろ?


姫に近づくな!」


は?


何いってんだコイツ。


言い返そう、と詰め寄った瞬間ーー



パシッーーー



姫がアイツの顔を叩いた。


「優!!私の大切な人に、ひどいこと言わないで!私は、暴走族でもなんでもいい。


海くんならいい」


目に涙を溜めた姫。


< 15 / 287 >

この作品をシェア

pagetop