お姫様は俺のモノ②lovehistory
「なっ!!何してんだよ!!」


引き剥がすと、腕に姫をおさめた。


「俺は、一度もお前のこと幼馴染みとも、兄貴とも思ってねーよ。


俺は、ずっとお前が好きだったんだ。


なのに、いきなり出てきた奴に渡したくない。


姫は俺のだ」


幼馴染みでも、兄貴でもない……?



私は幼馴染みだって、大切な幼馴染みだって思ってたよ。



好きな人と、したキスは幸せだったのにーー



今は罪悪感から、悲しいよ。



私は泣いた。


止まらない涙。

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