お姫様は俺のモノ②lovehistory
「いや、無理だ。

出来ない」 


姫ちゃんは、そんなことしたら泣く。


傷つけたくない。



姫ちゃんの不安げに見る目が潤む。



「そう、なら俺が貰うわ‼」


「いやぁ!!!」


京が姫ちゃんを引き寄せベッドへ押し倒す。


ジタバタ暴れる姫ちゃんを抑えるのなんて、簡単だ。


「やめろ‼やめてくれ!!」


姫ちゃんを傷つけたくない。


京の手がピタリ、と止む。


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