お姫様は俺のモノ②lovehistory
「だって仕方ないじゃん。好きな子が、いてなんもしないわけないじゃん。


可愛かったよ、姫ちゃん」


ニヤリ、と笑う新を殴り付ける。


「海くん、やめて………お願い」

泣いてる君の前で取り乱しちゃダメだ。


「ごめん、姫…

ごめん」


俺は、姫を、抱き締めた。


「ごめんなさい。私、新くんとーー」


その先が、わかってるから、ただ、君を抱き締めた。


そしてーーー


「新、俺のに手を出すなよ!!」


威嚇する俺に、新は睨みかえす。

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