お姫様は俺のモノ②lovehistory
「海くん………ごめんなさい」


震える君を抱き締めた。


君は悪くない。


どうしたって、敵うわけないんだ。


女の子が、いくら抵抗したって、敵うわけない。


それを分かっててした新の行為が憎い。


姫の嫌がる声を聞いて、ムカついた。



姫は俺のだ‼、そう思った。

「姫ーー 怖かったな。


ごめんね」


目に涙を溜めた姫がジッ、と見てる。
 
可愛い。


思わず目を、反らしたくなる。


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